ずんだもちのすみのほう

まんなかのほうは、あなたへ。

資本主義が嫌いな人のための経済学

こんばんは。

最近、このブログに到達する人の検索キーワードに『本田直之 アムウェイ』が多いことがわかりました。

本田直之 アムウェイ』で到達する記事が、ここなので、多分知りたかった情報がなんにも載っていないと思います。

ごめんね!

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テッへー!

本田直之 アムウェイ』のキーワードを意識高い系の人が調べてるのか、ノマドワーカーを目指してる人が調べてるのか、

はたまたアンチノマドワーカーなのかわかりませんが、

今日はそのキーワードで調べてそうな人にオススメの本を。

資本主義が嫌いな人のための経済学資本主義が嫌いな人のための経済学

(2012/02/09)

ジョセフ・ヒース

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タイトルからして最近のくそみたいな本かと思われそうですが、予想を裏切り、素晴らしい本でした。

因みに原題はFilthy Lucre: Economics for People who Hate Capitalismで、サブタイトルを日本版のタイトルにしたそう。

本書は哲学者の方が書いています。

全部で12章、前半の6章は右派(保守、リバタリアン)の謬見を、後半の6章は左派(革新、リベラル)の謬見を、

経済学を考えるときに陥りやすい誤解を解きながら、資本主義と正しく付き合っていくための入門書として書かれています。

若かりしころの私は、社会主義の問題など簡単だと考えていた。世界には二種類の人間が--根っこから利己的な人間と、もっと寛大で思いやりのある人間がいるように思われた。世界に不正や苦難があるのは、利己的なやつが自分の利害にかなうよう仕組んだせいなのだ。したがって、この問題の解決方法は、もっと思いやりを持つように人々を説得することだ。それがダメなら、思いやりのある人が政治権力を手に出来ると補償することだ。

私もこんな感情もってます。

私も年をとったから思うのだが、この見方には誤りが多すぎて、どこから挙げていったらいいのか迷ってしまうほどだ。

おぉ・・・・!

どんなばかげた、破壊的な、不公平な状況にも、それが続くには概して理解できる理由があることだ。

・・・・わたみ・・・・?

最近、日本でも貧富の差が問題になるようになりました。(それでもかなり裕福だと思いますが。)

とにかく稼ぎまくっている人は、その金を私のような貧民に再配布して欲しい・・・とか思っていました。

しかしこの本を読むとそれで貧富の差の本当の解決にならないとわかります。

例えば良かれと思って始めたフェアトレード

劣悪な労働環境をやめさせるために、高いお金でコーヒー豆を買い取ると約束するとしよう。

そうすると農家は高く買ってもらえるので、必要以上に沢山コーヒー豆をつくってしまう。

結局過剰供給によりコーヒー豆の価格は通常よりも下がってしまう。

フェアトレードの名目上、安くは買えないのでそのままの高い金額で買う。

それが巷で『フェアトレードのコーヒー豆を使用したコーヒー』といくらか割高で売られる。

しかし、そのいくらか高い分は結局は劣悪な労働環境を変えるためではなく、

供給量を少なくさせるために捨てた沢山のコーヒー豆のお金になるだけだったりする。

こんな感じでなかなか上手く狙ったとおりにいかない。

(こういったボランティアの問題や、現地で本当に上手くいった支援の方法はよくTEDで語られていますね。)

謬見がとりわけ経済学の分野で根深いのは、人は複雑なものごとをよく理解できないからである。私たちは全てのものが他の全てのものに依存している事実を無視する。人が環境の変化に応じて行動を変えることを忘れる。すぐでなくても長期的には帳尻を合わせなければならないことをがあるという事実を見落とす。複雑な状況に対処するために単純な議論を提示する。

ぐさっ・・・!

確かに私の収入が可愛そうと思った政府が、お金持ちの人から集めた税金を再配布するとしたら、

私はその給付金を当てにして、以前のようにあくせく働かなくても今と同じ位お金が手に入るなと思って、あんまり働かなくなるし、

お金持ちの人は高い税収に嫌気がさして働く気がなえてしまい、全体的に経済の活力が下がってしまいますもんね。

とにかく思ったのは

聞こえのいい言葉にだまされて、本質を見る前にただのイメージで判断を下しちゃいけない、

なにかひとつの価格をとっても、他の商品や、商品が出来るまでの過程に複雑に物事が関わりすぎているので簡単に物事は解決できないんだな、ということ。

手っとり早い解決法はあるか?ない。だから本書は、ハッピーエンドとはいかないのだ。世界で憎まれ、疑念をもたれている資本主義だが、もっといいものをみつけるのがひどく困難であることは証明されてきた。

とにかく嫌われている資本主義ですが、もしかしたら使い方次第なのかもしれません。

毛嫌いせずに向き合っていこうかと思います。

と思えたところで、本当に資本主義が嫌いな人のための経済学の本でした。

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さて、ここでどうやったらみんなが幸せな世界になるのかな、と考えてみたくなった人にオススメの漫画を。

銀河鉄道999 文庫全18巻 完結セット (少年画報社文庫)銀河鉄道999 文庫全18巻 完結セット (少年画報社文庫)

(2010/11/01)

松本 零士

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昔の漫画ではあるので、今の漫画のスピード感あるコマ割りなどが好きな人には読むのがしんどいかもしれません。

色んな星を転々と冒険しますが、星ごとに環境や情勢がかなり違っていて、

それに伴いその星に住んでいる人の思考回路も私たち地球人と違っていておもしろい。

私たちにとって当たり前のことが、当たり前でない世界の基準を想像するの悪くない。

個人的にオススメの国は『明日の国』です。

落ち込んだときに、ここの国の話はいいですね。

銀河鉄道999 (1) (少年画報社文庫)銀河鉄道999 (1) (少年画報社文庫)

(1994/05)

松本 零士

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確か1巻で出てきたような気がするので、気になった方は1巻だけでもどうぞ。

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個人的にお金の稼ぎ方で糞みたいな本といえばこれ。

金持ち父さん貧乏父さん金持ち父さん貧乏父さん

(2000/11/09)

ロバート キヨサキ、シャロン・レクター(公認会計士) 他

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かなり売れた本なので読んだ人も多いかと思います。

要は「みんな投資しようぜ!」という内容。

私の感想は「生理的に受け付けない」です。

ただ、本としては、お金の回り方や、投資などでお金を増やす方法を学びやすく、お金と向き合うということではいいと思います。

因みにブラック企業のとかねずみ講バイブルだとかネットに書かれていますが、そのように実際使っている人を知っています。

年収何千万以上の人の名簿を入手し、異常なまでにしつこく、さらに恐喝まがいの電話をし、マンションを売るという商売をしていた会社の社長は、この本の内容をよく語っていました。

私はその社長のことを「生理的に受け付けない」と思っていました。

↓その時の社長の具体的な思い出

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あんなに虚しく輝くブランドロゴ、始めて見たね!

こーゆー本でも読めやぁ!

貧乏入門貧乏入門

(2009/12/20)

小池 龍之介

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(※とてもいい本です。この本を紹介してるページはここだよ~)

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さて、あんまり良くないことを書いたので、最後はいい話の紹介して終わり。

ネットで随分前ですが、凄く良い記事を読みました。

何千人もの子どもの命を救った医師は”自分のため”に仕事をする

発展途上国で何千人もの子どもの命を救った医師でも、これをして正しかったのかって、悩むみたいなんです。

いや、凄いよね、仏かと思うのですが、しかし自分のために仕事をするべきだと話をしています。

あと、お金じゃ幸せになれないってバッサリ言っています。

これを読むと自分の小粒感も感じますが、同時に自分の可能性も感じれるかと思います。

よかったら読んでみてください。

よし!今日はこれで終わり!

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