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ずんだもちのすみのほう

まんなかのほうは、あなたへ。

アート・ヒステリー ---なんでもかんでもアートな国・ニッポン

こんばんは。

明日は歯医者さんへ行きます。

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遅くなってごめんよ・・・

いきなりですが、最近のニュースで気になっているものがあります。

小保方さんです。

小保方さん自身はさておいて、理研の発言が気になる。

なんだか・・・ねぇ・・・。

こんなときに思い出す本といえばこれかな。

職業としての学問 (岩波文庫)職業としての学問 (岩波文庫)
(1980/11)
マックス ウェーバー

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現代訳も出ています。

[現代訳]職業としての学問[現代訳]職業としての学問
(2009/09/16)
マックス・ウェーバー

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マックス ウェーバーの本はどれもこれも難解で、読むのに時間がかかりますが、読んで損は無いと思います。

特にこの本は、学問をはじめ、アーティストやスポーツ選手など、答えが無いようなものを職業にした人にとって、

大きな糧となる本だと思っています。

悩んだときに、答えを誰かがくれたら・・・なんて救世主が欲しいときはこの本を読むといいかと思います。

(因みに、そんな希望は著者にバッサリ切捨てられます。)

そんな小保方さんの話題から私の話題になりますが、

少し前に実家に帰っていました。

なぜか伊勢神宮にいったりして、楽しかったです。

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そして実家から持ち帰ってきたものがあります。

これです。

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ミッキーのマグカップ!

家でホコリをかぶっていたのでもらってきました。

ちょっと、本格的にホコリをかぶっていたので、飲む時に使うのは難しいと思い、ペンたてにしました。

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柄はこんな感じです。

かわいい!

机の上の雰囲気が少し変わりました。

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趣があるね!

因みに今までのペンたては

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これはこれで、質素でよかったね。

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ただ、ラベルを雑に剥がしたせいで、ベタベタしててね・・・。

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うむ、素敵です。

満足したところで、本をまた紹介します。

友人から、『ポエムっぽい。もっと情報のみにしたら?』とか

同居人から『長い。読む人のことを考えていない。』とかダメ出しを受けている、本の紹介コーナー!

今日は、できるだけ、シンプルに、頑張ろうかな・・・。

アートは『希望』の灯火ではない。

人々を結ぶ『絆』でもない。

(本書より抜粋)

アート・ヒステリー ---なんでもかんでもアートな国・ニッポンアート・ヒステリー ---なんでもかんでもアートな国・ニッポン
(2012/09/26)
大野 左紀子

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民主主義によって行われる「自由」と「個性」の美術教育、

資本主義によって広がりを見せるアートワールド、それらを批判的に解説しています。

大変面白かったです。

現代では、美術、アートは意味もわからないまま肯定されています。

アートとは本当に肯定のみで評価されうるものなのか、

その疑問を通じ、今自分の作りたいものは本当にアートとしてなりえるものなのか、考えさせられる本です。

子供のころ、好きなように絵を描くことを勧められ褒められました。

パースなんか無視するほうが、大人たちに受けが良かった。

ちょっと大人びてパースなんか意識すると「もっと好きに感じたままに描いていいんだよ」なんて言われてました。

(しかし、そんな自由なアートを好きになり本格的に絵に進むと決めた後は、この逆を言われるようになる。そして少しアートが嫌いになったりして、アートを続ける理由を探したり悩んだりする。)

この悩みは絵を好きで描いている人には付いて回る悩み事だと思っていて

そんなに気にしてなく、しっかりと考えたことがなかったので、この本を読んでよかったです。

個人的に著者のアートの定義の話も好きです。

作品によってアートの歴史を書き換えたい、人々に承認されたいという欲望よりもずっと以前に、自分の中に生じた固く小さな刺のような、違和の感覚。それをどうしても見過ごせない人が、誰かに頼まれたわけでもなく何かを作り始める。世界に対して受動的でしかない己の存在を、なんとか能動的なものに作り替えようと試みる。そのような止むに止まれぬ無償の行為とそこに賭けられた暗雲なエネルギーが世界の表面に残した痕跡を、他に名付けようも無く「アート」と言うのです。

上記の定義を読んでこの本を思い出しました。

すぎゆくアダモすぎゆくアダモ
(2011/03)
辻 まこと、琴海 倫 他

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『自分の中に生じた固く小さな刺のような、違和の感覚』をこの本では大変上手く描写していると思います。

それに気付かずに(または気付いても気付かないフリをして)鈍感(なフリをして)生きることを人生というのかも知れない、

ですがそうせず、あだもは旅立って、その旅路いろいろある話です。

短い物語なので、気になったら読んでみてください。

アート・ヒステリー、大変良い本なのですが、フロイトの引用が多いので少し気になりました。

ということでこちらの本も併せてどうぞ

精神分析に別れを告げよう―フロイト帝国の衰退と没落精神分析に別れを告げよう―フロイト帝国の衰退と没落
(1998/05)
H.J. アイゼンク、H.J.Eysenck 他

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フロイトをどのくらい肯定して読むかで、アート・ヒステリーの印象も変わるかと思います。

この本ではユングなども批判的に説明してあり、こういった内容の本はあまり見かけないので、読む価値はあると思います。

さて、アート関係でもう一冊。

絵と言葉の一研究 「わかりやすい」デザインを考える絵と言葉の一研究 「わかりやすい」デザインを考える
(2012/12/07)
寄藤文平

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こちらはアートではなくデザインの本です。

気軽に読める本です。

タイトル通り、一研究といったところです。

著者はあの『大人たばこ養成口座』の寄藤文平さんです。

街中の喫煙スペースにある、アレのデザイナーさんです。

その著者がデザイナーを辞めようかと思って書き始めたこの本は、

デザインの定義とかプロセスとか、デザイナーとしてのここまでに至る経緯とかがまとめられています。

型苦しくなく、読みやすくて親近感がわく文体で、サクサクと読み進めていけます。

(本書から抜粋)

「絵で物事はわかりやすくならない」

絵の仕事をすればするほど、それは確信になっていった。でも、「絵を使って分かりやすく伝えたい」という依頼は途切れることは無い。僕はイライラして、そういう仕事を断るようになった。

そんな著者が、どんな考えと出会ってデザインを進めていくか、気になった方は読んでみてください。

それと装丁のプロセスも丁寧に書かれていて大変面白かったです。

装丁に関わるかたには是非お勧めしたい本です。

結局ポエムっぽくて長ったらしくなってしまった。

ここまでお付き合いしてくれた皆さん、有難う。

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